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UV・サンスクリーンの基礎知識

SPFとは

SPF(Sun Protection Factor)は、サンバーンと呼ばれるUV-Bによって起こる紅斑をどの程度防止できるか?目安を表した数値のことです。

SPFは、実際に皮膚に紫外線B波(UV-B:290~320nm)を照射し、日焼け止めを塗布したときのMED(最小紅斑量:サンバーンを起こすのに必要な最小の紫外線照射量)が、なにも塗布していない時のMEDの何倍にあたるかを調べるという方法で測定されています。

SPFは高いほどお肌にとっていいの?

「日焼け止めをこまめに塗り直すのは面倒だし、厚く塗るのも難しいし、じゃあなるべくSPF値の高いものを選べばいいんじゃない?」と思った方もいるかもしれません。

しかし、日焼け止めに含まれる紫外線散乱剤は、どうしてもお肌にとっては負担となります。高SPFの製品には、これらの量が多くなってしまうため、お肌への負担も大きくなってしまいます。ましてや吸収剤のUVは、お肌へに負担が大きくNGです。

実はSPFというのは20前後までは数値が上がれば、防御率もそれなりに上がるのですが、それ以上の数値では防御率にあまり差はありません。
SPF30で紫外線遮断率97%、 SPF10でも紫外線遮断率は90%もあります!大差があるわけではありません。
SPF値と紫外線防御率

SPF値が高くなるほど、酸化チタンや酸化亜鉛の量が多く含まれます。ということは、落としにくいので、落とす際に、必要な皮脂が消失してしまいます。また、お肌に貼り付くと、小さいナノ粒子ほど活性酸素が多く発生します。

日常生活を送る場合は、洗顔で落とせるSPF20前後のもの、屋外レジャーやスポーツなどを楽しむ場合のみSPF30以上のものを使うというように、シーンによって日焼け止めを使い分けるようにする。これを徹底することが、美肌を守る秘訣です!

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