お化粧品の成分を知ろう
合成界面活性剤とは?
皮膚の表面には、皮脂膜(皮脂+汗+埃+常在菌)があり、そして、角質層と呼ばれる薄い層があります。表皮の一番表面にある、とても大切なバリア機能です。もちろん、肌の乾燥も防いでくれています。
でも、この大切な皮膚のバリアを壊す成分が含まれている化粧品が、世の中にはたくさんあります。
「合成界面活性剤」と呼ばれている成分が、この大切な皮膚のバリアを壊します。
合成界面活性剤は、水と油を混ぜる時に使われる化学物質で、ちまたのクレンジング、美容液、クリーム、メイク用品などの化粧品に使われています。合成界面活性剤は、肌バリアを壊して乾燥肌や敏感肌になるだけでなく、肌の中のたんぱく質を傷つける性質があります。
合成界面活性剤入りの化粧品を使った時の問題点
皮脂膜と、常在菌がなくなり、肌が乾燥する
そして、敏感肌や→老化肌にも
実は、ちまたのクレンジング剤は含有率、約20%が合成界面活性剤です。台所用洗剤が20~30%ですから、クレンジング剤で顔を洗う事は合成洗剤で顔を洗っているのとほとんど同じです!成分が1種類で合成界面活性剤の含有率が2%程の、弱いクレンジング剤もあります。でも、すごく少なく、またメイクがよく落ちません。
合成界面活性剤の種類は3000種類もあって、化粧品原料の消費量の約40%を占めています。石油系合成界面活性剤の代表的な成分は「PEG-xx」と、アルファベット+数字で表記されています。これは、ポリエチレングリコール系の成分です。
「石油系合成界面活性剤は使用しておりません」という謳い文句が良くありますが、合成界面活性剤に植物由来も石油由来も関係ありません。石油も元々は天然物質、その性質は同じです。
お仕事上、どうしても毎日、バッチリメイクの方は、界面活性剤フリーのクレンジングオイル、または、大豆レシチンで乳化剤のみ使用したクレンジングクリームでメイクオフしましょう。クレンジングオイルの方が、しっかりメイクを落とせます。メイクを落としきれないのも、お肌には良くありません。
最後に
日頃から、洗顔だけで落とせるファンデーションを使うのが、美肌になる一番良い方法です。
クレンジング不要のファンデにして、合成界面活性剤を断てば、肌のバリアがみごとに回復して、乾燥肌や敏感肌が改善します!自分自身の本当の肌力が蘇りますヨ