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ナノ粒子の酸化チタン

知って得するコスメの知識(7)

UVカット効果がある化粧品に入っているナノ粒子

多くの日焼け止めや、UVカットファンデーションに「酸化チタン」が入っていると思います。天然鉱石由来の物質ですが、あまりに小さい粒子、ナノ粒子の酸化チタンには、ひとつだけ問題があります。

ナノ粒子とは、物質をナノメートルのオーダー(1-100ナノメートル)の粒子にしたものです。
1ナノメートル=10億分の1メートルです。インフルエンザのウィルスの大きさが80ナノメートル、細胞と細胞の間が40~60ナノメートルです。ナノ粒子の大きさが40~50ナノメートルの「酸化チタン」も多く使われています。

100ナノメートル以上の大きさのノンナノ粒子であれば、鼻や口から吸いこまなければ、あまり問題はありませんが、100ナノメートル以下、特に50ナノメートル以下の粒子は、皮膚から吸収される可能性があるとされています。
それ以外にも、ナノ粒子はとても微粒子のため、肌のシワやキメに入り込んで落ちにくく、肌に残留しやすいという問題もあります。

諸外国の対応

欧州を中心に、ナノ粒子は第二のアスベストになる可能性があるとして規制され始めていますが、日本では化粧品成分への規制が遅れていて、まだ規制されていません。

要注意

ナノ粒子を使うと、SPF値が高いのに透明感がでて、使用感の良いUVができるんです。
ナチュラルコスメと謳っている商品でも、ナノ粒子を使用しているものがあります、要注意です。

・成分表に「酸化チタン」の表記がある、SPF30以上の日焼け止め
・塗っても白浮きしない透明感がある、SPF30以上の日焼け止め

ノンナノ処方の日焼け止めや、ファンデーションを使って下さいね!

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